My precious grandmother
私が小さいころ
一緒に住んでいたおばあちゃんはいつも家の玄関で優しい笑顔で手を振って
学校から帰るのを待っていてくれた
それから時が経ち私も大人になり
実家を出て遠い街で一人暮らしを始めた
仕事が忙しく
おばあちゃんに会う機会も減ってしまった
私は一生を共に歩んでいきたい人が見つかり
結婚をすることになった
しあわせな報告を真っ先にしたかったのは
おばあちゃん
家族の誰よりも私の結婚を楽しみにしていた
大好きな人を連れて
おばあちゃんの待つ家に帰ると
そこには昔と同じ優しい笑顔で
手を振り待っていてくれたおばあちゃんがいた
見ないうちにすっかりしわも増え
なんだか少し小さくなった気もした
忙しさを理由にしていた自分がなんだか情けなくなった
もっともっとおばあちゃんに会えるように時間を作ろう
そう思った日であった
今日の私の結婚式
おばあちゃんもたくさん楽しんでくれるといいな