変わらないほうがいいこと
現代の文明が進化して
ますます便利になっている世の中。
24時間営業しているコンビニエンスストア
無人でも自分の洋服が返ってくるクリーニング屋さん
遠くに離れていても顔を見ながら話せる電話
言いにくいことも文章でなら伝えられてしまうメール。
あるとき、私が父親に聞いたこと。
「お父さんが生まれてから今日まで一番衝撃的だった文明の進化って何?」
「ん~…やっぱりテレビがカラーになったことかなぁ。」
そう答える父親の顔はずいぶん昔を思い出している先人の顔のようにも見えた。
私たちが便利な世の中に暮らしを置くようになり、
きっと大切な人に 自分の大切な想いを伝えることも
便利な道具に任せてしまい、
顔と顔を合わせて感謝を伝えたり、
相手の目を見て「ごめんね」と伝えたり、
「好きだよ」という尊い想いすら直接伝えることが減ってしまったように感じませんか?
結婚式。
いままで関わってきた大切な方をお招きする時間。
今までの感謝を伝えて
新しい絆が生まれる日。
「ありがとう」も「これからもよろしく」も「ごめんね」も
顔を合わせなくても伝えられる世の中だけど
結婚式の晴れの日くらい
顔と顔を合わせて。
感謝の気持ちを伝えるためにお手紙を綴って
ぎゅっと抱き合って絆を深めて…
そんな日が一番の想い出になるんだと思います。