わたしのキモチ
結婚式の準備を始めて早1年
共働きのわたしたち
仕事が終わって夜ごはんを食べて
テレビを見ながらウトウトしている彼の隣で
案内状をせっせと作るわたし
たまにもらうアドバイスを反映しながら作る
ウェルカムボード
新婚旅行の話だって
「どこでもいいよ」と言いながらも
なかなか意見が合わず進まない
「あなたも一緒にやってよ！
わたしばっかりじゃん！」
そんな心の叫びを抑えつつ進める
結婚式準備…
結婚とは忍耐だ なんて誰かが言っていたけれど
それを感じる日がついに来たのか
そんなことを思いながら いつも通り
また私ばっかり とふてくされていたある日
「はい、ホワイトデー いつもありがとね」
と渡された 女の子が かわいい！
と言いそうなプレゼント
バレンタインデーチョコなんて忙しさを理由に
あげていなかった私はそれまでふてくされていた顔から
ちょっとだけ嬉しそうに
「ありがとう」と言うのが精一杯
でも 本当はいつだって
ちょっとめげそうになったときに
小さなプレゼントで喜ばせてくれる彼
そんなこんなでなんとか当日まで間に合った準備
パーティー当日は想像以上の楽しさ
人生最高の日とはこの日のことを言うんだ
と思ったほど
そんな中で
サプライズの苦手な彼からの
今までにもらったことのない花束のプレゼント
結婚は忍耐かもしれないけれど
きっとそれ以上の楽しさがある
違う人生を歩んできた2人が
ひとつ屋根の下で一緒に人生を共にしていけば
ぶつかるときも 笑えるときも もちろんある
のんびり屋だけど我が強くって
誰よりも愛情深い彼となら
この先の人生がきっと最幸なんだろうな
