【ウエディングSTORY】君へのてがみ
結婚式で手紙を読むのは花嫁だけだって思ってた。どうしても結婚式の今日、君に伝えたいことがあるから、ガラじゃないけど手紙を書いてきました。
最後まで、聞いてください。
仕事が不定期で、何時に帰れるかわからない僕。
連絡もめんどくさがったこともあった。
待ってて、なんて1回も言ったことなかったのに、
あたりまえのようにそんな僕の帰りを君はずっと待っててくれたね。
自分も疲れてるはずなのに眠たい目をこすって
「おかえり」 って迎えてくれる君に僕はついつい甘えてしまって、
「ただいま」 よりも先に 「疲れた」 が出る日もあったね…。
休みの日にどこかに連れていってあげることもろくにできなくて、
その上何一つ取り柄もないし、たいした言葉も言えやしなくて。
本当に、なにもしてあげられなくてごめん。
全然いい彼氏じゃなかったし、いい旦那にもなれてないのに、
一緒にいてくれてありがとう。
優しくて、たまに怒るけど、笑うと可愛い君のことを
僕は一生愛し続けたいと思います。
僕はもう、たくさん君に幸せをもらったから、
僕の残りの人生をかけて今度は僕が君を幸せにしたいと思っています。
苦手な早起きも、家事も。どんなことも、少しずつ頑張るから。
だからこれからもずっと、僕の隣で笑っていてくれませんか。
P.S. きっと弱い僕はまた優しい君に甘えてしまいそうになるから、
今ここにいる皆さん、僕がダメなやつになりそうなときはどうか叱ってやってください。
そして、いつまでも僕たち2人のことを、温かく見守っていてください。