【ウエディングSTORY】気持ちのツタエカタ
両親へのお手紙を読む なんて恥ずかしくて最初から考えてなかった。
だけど、感謝の気持ちはいっぱい。
だから「ありがとう」は伝えたい。
結婚式だから? 伝える?
結婚式だから? わざわざここでなくても、ゆっくり今後 家族だけの時間で?
色んな思いが交差して…
結局…「読みません」ってプランナーに伝えた。
心残りではないけれど、贈るだけの手紙は準備した
だけどもなんか、心のどこかで引っかかる。
当日になって、皆からたくさんの「おめでとう」をもらって
シーンに入るまでは、すっかりそのことは考えていなかった。
私達が作ったプロフィールムービー。
流れる少し前には家族のテーブルでお話をしていたら
照明がだんだん暗くなって、スクリーンから流れる手作りムービー。
アテンドさんがさりげなく、小さい椅子を持ってきてくれた。
ここで見るってことかな?メインテーブルに戻らなくてもいいのかな?
彼は家族のテーブルにいる。
なら、私も家族のテーブルで…
プランナーのアドバイスで、ご出席されるゲストの写真は多くして
ご親族様の写真は、私達が幼い頃の写真をたくさん使って… 思い出を振り返られるように
映像作成しているときが一番 彼とのケンカが多かったな~ とか思い出したり。
そういえば、後半にお母さんとお父さんの若い頃の写真を入れたんだった。
どんな 反応するかな?(笑)
と、思っていたらその写真が流れて 「ぺしっ!!」って腕を叩かれた。
その先を見ると、お母さんがハンカチで顔を押さえて下を向いていた。
恥ずかしがるかと思いきや、泣いてしまった。
思いがけないことに、私もつられて… そして、お父さんもつられて…
家族で映像を見て、大泣き。
彼とケンカをしながら作った映像で、家族で大泣き。
手紙だけが、感謝を伝えることじゃなかった。
こうして、両親の間に居られる今の幸せを感じて 結婚式で家族が終わったわけではない。
新しい家族の誕生で、ここからは彼と2人で 2人のお父さんとお母さんへ親孝行をしていくね。
今日のためにお手紙は書いたけれど、これからもよろしくお願いします。
って、式が終わったらちゃんと伝えよっと。