【ウエディングSTORY】親の心、子知らず
親になって初めて気が付くことがある
生まれたての頃、お母さんはほとんど寝ずにお世話をしてくれていたこと。1つ1つ成長の過程をビデオに収めてくれていた、お父さん。ビデオの中から聞こえてくる声は、愛情で溢れていたこと。
年が3つしか違わない姉がいる中で、私を育てるのはすごくすごく、大変なことで、お母さんは体力も精神力も使ったであろうこと。お父さんは、お姉ちゃんばっかり可愛がっていると思っていたけど、本当は、私にお母さんを取られて寂しい思いをしているお姉ちゃんのことを気遣っていたこと。
小さな頃、市販のお菓子をほとんど買わずに、いつも手作りのお菓子を作ってくれていたのは、少しでも体に良い安心な食べ物を食べさせたいという母の優しさ。
平日遅くまで仕事をして、週末はいつも私達を遊びに連れって行ってくれた、お父さん。休みの日はゆっくり寝て、休みたかったはずなのに、いつも誰よりも張り切って、連れて行ってくれた優しさ。反抗期を迎え、夜遅くなっても帰ってこない私を探し回ってくれていた、お母さん。
きっとすごく心配で、じっとしていられなかったんだよね。お父さんに本気で叱られたとき、私よりもお父さんの方が辛そうにしていたのは、怒りで怒ったのではなく、心配で心配で、私の為に、怒ってくれていたということ。
あの時は、気付けなかった両親の気持ち。
今になって、わかったよ。
そんな愛情たっぷりに育ててくれた両親に
ただ、ただ
感謝しかないです。
子供もいる中で、これからお金もかかるし、結婚式は挙げなくていいやと思っていたけど。
結婚式をやると決めたのは、お父さんとお母さんに伝えたいことがあるから。
普段なら恥ずかしくて、絶対言えない気持ちを結婚式で伝えます。
お父さん、お母さん
待っててね