【ウエディングSTORY】あの日から
「きみの驚いた顔が見たくて」
パーティーが終わって旦那様が奥様に
嬉しそうにおっしゃいました。
…2人の出逢いは高校生のとき。
「まさか数年後、付き合うことになるとは思わなかった」
それから2人は違う目標に向かって
それぞれの道を歩き始めた
再会は偶然、大学へ向かう途中の電車の中
久しぶりの会話ははずみ、毎日の通学時間がぐっと短く感じた。
ある日から、彼女は長期の留学に行き
彼の ”楽しみ” になっていた通学時間は、ぐっと長く感じた。
「帰ってきたら、彼女に気持ちを伝えよう」
彼女への気持ちを気付かせてくれた「ひとりでの通学」は
彼をそう決心させた。
…そして2人は恋人同士となり
彼は 「彼女を大切にしよう」 と心から思った。
やがて2人は結婚し、晴れて夫婦となった。
ウェディングパーティーに選んだ会場は、当日
2人が出逢った電車の中のような空間となった。
「いつまでもこの時間が続けばいいのに」
2人の通学時間がそうであったように
パーティーもみんなにそう思ってほしい。
それは、2人がこの日を迎えられたのは
周りの方々に支えられてきたから。
そして、こうして毎日が楽しく感じるのは
「いってらっしゃい」 「おかえり」と
笑顔で言ってくれる彼女がいるから。
「そんな君の驚いた顔が見たくて」
用意したのは”愛してる”をつめこんだ、
夫となった彼からのお手紙とプロポーズのときと同じ色の花束。
彼女の驚いた顔が 忘れられない